暑い夏が過ぎると「食欲の秋」がやって来ます。思わず食べ過ぎてしまうことの多い時季ですが、それが「汗」と深く関係していると言ったら、みなさん驚かれるのではないでしょうか。
秋は夏に比べて一日の気温差が大きくなり、朝晩は冷え込むようになります。そのため体は毛穴を閉じて冬ごもりの支度を始めるようになります。しかし昼間はまだ暖かいため、時に体は毛穴を広げ汗をかかなければなりません。そのとき、夏場にしっかり汗をかかなかったり体が硬直していると、毛穴が上手く開かず汗を排出できなくなり、内にこもってしまうのです(汗の内攻)。
内攻した汗は、夏は腸に入って下痢になりますが、秋は胃に入って胃酸になります。そのため胃酸過多ぎみになり、いわゆる「食欲の秋」といわれる状態になるのです。食欲旺盛になるくらいなら良いのですが、夏場から消化器に負担をかけていた方は胃もたれ、嘔吐、胃ケイレンを起こすこともあります。
また、汗が内攻すると汗と腎臓の関係から首やノドに変調をきたしてきます。
順応性の無い体や硬直している体の人は、この時季には脳の血行障害に注意しなければなりません。また、秋の特徴として転ぶ人が目立って増えます。腎臓の疲労でヒザが下がるため、足首が硬直して転びやすくなるのです。
他にも、頭痛、耳の異常、肩こり、嘔吐、喘息、皮膚がカサカサする、腰が重い、尿が出にくいなどの症状が起きやすくなります。
やはり夏に十分に汗をかくことがスムーズに秋・冬を迎える秘訣ですが、あまり汗をかかなかった方、かけなかった方の体は肋骨が硬直しておりますので、今回は消化器の急処である太ももをゆるめつつ、同時に肋骨をゆるめられる「複合体操」を紹介いたします。
この体操を朝・晩各2回、正確に行うことで肋骨がゆるみ体の流れが良くなれば、消化器の疲れはもちろん、腎臓の疲れまで解消されてゆくでしょう。
複合体操
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なるべく足の親指を重ねるように正座する
{できない場合は} 途中でひざが開いたり、床から浮いたりした場合は無理をせず、できる範囲内でひざを開いたり閉じたりしてください |
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両手を後ろの床につき、上半身を少しずつ倒していく |
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上半身が床まで倒れたら、背中とひざが床につくようにする。ひざを開いてもかまわない |
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お腹の上で両手を組み、手のひらを下に向ける |
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指を組んだまま両手を頭上に上げる。ひじは軽く伸ばす |
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右手で左手を引っ張るような感覚で体を右側に曲げていく。
左側の肋間が伸びたと感じたら、そのまま2〜3呼吸分こらえる。
その後まっすぐな状態に戻し、反対側も同じ要領で行う
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