私の場合、ある日たまたま読んだ生活クラブの機関誌で井本先生のインタビュー記事を読んだことが、後に入門するきっかけとなりました。記事を読んで、 「この先生はすごい!本当のことを知っている!」と感じ、ホームページを調べて体操ワークショップと会員セミナーに参加。このセミナーでは早川先生のご講義に感動。ここでもっと学びたい、井本先生にもぜひ一度お目にかかりたいとの思いが募り、思い切ってGWの特別講座に申し込みました。この特別講座がこれまたすばらしく、1日目だけ参加するつもりが、結局3日間とも参加してしまいました。
特別講座を受けて何より感動したのは、初めて参加する一般の人に対しても、本格的で深い内容を、プロの人に対するのと同じように教えてくださるということ。理解できるかどうかはともかくとしても、先生方も道場生の皆さんもとても親切に、誠実に、真剣に教えてくださるので、うれしいやら感動するやら。私にとっては非常に内容の濃い、充実した3日間となりました。その後も何度かセミナーや特別講座に参加させていただくうちに、やはりここできちんと学びたいという思いが募り、最後は入門することを決心しました。入門してからも、諸先生方のご講義は本当にすばらしく、実技も充実していて、参加するのが毎回とても楽しみです。整体の世界の奥深さは想像を超えていますが、そこがまた興味のつきないところでもあり、その神秘的な世界を知れば知るほど、学ぶ楽しさが増しています。整体は、自分自身の体調管理に役立つだけでなく、具合が悪くて困っている人や、痛くて辛い思いをしている人など、多くの人を助けることができるものです。 ひとつひとつの技術をマスターすることは決して容易ではありませんが、日々整体の学びを深めながら、人間的にも成長して、真に人の役に立てる人間になりたいと思っています。
昔エステサロンで働いていた頃のお話です。足の痩身コースの練習中、足を機械で揉みほぐされる時にとても痛い思いをしたのですが、『なれればどんどん痛みがなくなる』と言われました。それがだんだん耐えられるようになり、いつの間にか強圧マッサージ好きになっていましたし、それがいい事だとさえ思っていました。ある時アロマトリートメントを受けていると『もみすぎで肩が固くなっていませんか?』といわれ、もみすぎて固くなる?と不思議に思いました。雑誌で〝筋肉はもまない おさない なでるだけ〟などという事が書いてあり、書いてある事には面白みを感じましたが答えはなく、私にはよく理解できませんでした。今の世の中では、良いとされている事が一方では良くないとされている事があり、「いったい何がよくて何がよくないのだろう?」と日々感じていました。
そんな疑問が重なり答え探しに、図書館にいったのが最初でした。本を探している時もどんな本から入ればいいのか、自分が何を知りたいかがわからなかったので闇雲に気になる本を手に取っていました。そんな中、手に取った本の一冊が井本先生の『整体法・わかりやすい肩の講座』でした。
本の中の「整体法では体全体を読む事が基本」「二次的に現れる肩こり」「胸椎6番~9番を読む事の重要性」に疑問の答えがあると思ったのです。
あの時図書館で本に出会えてよかった、本を手にとってよかった、そう思えてなりません。授業を受けていく中で、前述した疑問が自分の中ですこしづつ整理されてきています。今迄勉強をおろそかにしてきた私にとって授業はとても難しいものですが、とても充実しています。そして、井本整体での学びが私生活にも良い影響を与え、心も体も以前と比べ元気になっている事に気づきました。