整体・井本整体について、よくお問い合わせいただく項目をまとめました。
お問い合わせの前にご覧ください。
「整体」という言葉がどのように使われ始めたかということについては、色々な考えの方がいらっしゃるようですが、一般的に知られる「整体」という言葉の源は昭和初期にさかのぼります。
第二次世界大戦中から戦後にかけて、それまでに洋の東西を問わず日本に伝承されていた様々な療術の名人達が、自らの持つすぐれた技術が戦争の混乱で消滅してしまうことを惜しみ、それぞれの技術を持ち合って効果を確認しながら、間違いなく有効な技術を選りすぐり、また、新たなものも加味しながら制定したものが「整体操法」です。
したがって、様々な療術のエッセンス、秘伝中の秘伝の宝庫といえます。
整体操法をまとめる中心となったのが野口晴哉氏で、その高弟であった父・井本良夫氏より5才の頃から整体を学び、以来40年以上、山口および東京で整体指導にあたってきた井本邦昭氏が主宰する団体が井本整体です。
現在、井本整体の東京本部道場や各地方講座では数多くの道場生が専門家を目指して整体を学んでいます。
「整体」とは、本来、このような正統な流れをくむ技術を呼ぶべき名前ですが、特に使用制限がないため、さまざまな療術が「整体」という言葉を使っているようです。
そのため、その違いは説明しにくいものとなっています。誤解を避けるためにも,ここでは私達の特色を挙げますので、その中からご存知の「整体」との違いを感じていただければ、と思います。
井 本整体では、いつなんどきも命に対する礼を忘れません。操法(施術)をするときはもちろん、道場生が講座を受講するとき、自主練習をするときもそうです。 形だけでなく、心にも「礼」がなければ対象の体は変わらないと考えます。こちらの命をぶつけるからこそ、相手の命に動きが生まれる。相手の命に動きが出た ら、こちらの命で感じとる。このような命を通じた体同士の対話の根底に、礼の精神が宿っているのです。
技術的には、機械・道具は使いません。対象の観察を行う場合でも同様で、自身の五感を駆使して体を読み取っていきます。その意味では純粋な手技療術です。
操法の手順に、決まった流れはありません。相手の体がもっとも必要とする箇所をみつけ、そこに刺激・揺さぶりを起こして目覚めさせるので、結果的に流れは人それぞれになってしまいます。しかしながら、観察→施術→観察(確認)という、大枠の流れは存在します。
体をゆるめて、筋肉を柔軟にし、体液の流れを改善するという点では共通点があるかもしれませんが、全く違うものです。
一般に行われているマッサージの多くは、全身の筋肉をくまなくもみほぐすことで体をゆるめようとするものがほとんどのようです。
井本整体では、身体の異常の本当の原因を体から読みとり、その急処だけに働きかけることで、あとは体の持つ本来の力で全身が自然に緩み、弾力が回復するようにします。
体の中を流れる「気」というものに注目している点では共通点もあると思われますが、違うものです。
一般に、気功では、自分の体に流れる気を整え、また、気を相手に「送り込む」ことにより、受け手の体の状態を整える、というものが多いようです。
井本整体では、「気」は受け手の体の中にあるものであるという考え方にもとづき、あくまでもそれを導き出すことに重点を置いています。
「手当て」というように、身体の異常箇処に手を置いてもらうと、それだけである程度なら異常が治ってしまう力が、からだには本来備わっています。
井本整体では、この本能ともいうべき力を活かしつつも、体を正確に読み、相手の感受性に合わせた的確な刺激を、的確な時機に、必要なだけ与えることで、効果を上げる技術です。
一般に行われているカイロプラクティックの多くは、背骨の位置のズレを「異常」とみなして、その骨自体を直接「正しい」とされる位置に強制的に戻そうとするもののようです。
井本整体では、背骨の位置のズレ自体を異常と見る考え方はありません。むしろ、体の他の部分の偏りを調整するためにそのズレが必要な時もあるからです。
したがって、背骨のズレがあったとしても、「そのズレの本当の原因はどこにあるか」ということを丹念に読みとり、その根本の原因に働きかけることで、自然に体が調整される方向に導くところに特徴があります。
1944年山口県生まれ。野口晴哉氏に学び整体指導者であった父 井本良夫氏に5才の頃から整体の 手ほどきを受け、以来50数年にわたり、整体一筋に歩まれた先生です。その間、旧・文部省の招聘でドイツ、スイスに渡り、学生時代に修めた鍼灸の技術指導 を行われた他、同地で西洋医学の研究も深めました。
父子二代、50年以上に亘って幾人もの整体指導者を育成してきましたが、現在は、東京本部道場と山口県周南市において日夜整体指導を行う一方で、毎週2回上京し、東京本部において後進の指導にあたっています。
井本邦昭先生の「整体人生」について、詳しくは、三樹書房刊「整体法2」をご覧ください。
若い頃は、患者さんやお弟子さんが口をきけない程厳しく、怖い先生だったそうですが、今は患者さんとの会話にも気軽に応じ、道場生にも根気強く、やさしく丁寧に教える姿が印象的です。
また、豊富な臨床経験にもとづき、様々なエピソードを交えた名講義は思わずノートを取るのを忘れてしまうほどですし、講座で見せる模範実技には、永年の経験と勘に裏打ちされた、説得力に満ちた姿に道場生の誰もが美しさを感じるときすらあります。